20161019kanko1出典:日本政府観光局(JNTO)のデータに基づき作成(URL:https://ryutsuu.biz/topix/i101922.html

訪日する外国人旅行者数は順調に増えているものの、中国人旅行者による”爆買い”は収束したという見方が広がっています。

  ⇒訪日客消費14%減に 16年度の大手百貨店3社

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中国人旅行者の購買トレンドは高級品から日用品・化粧品へシフトしてきており、客単価の減少によって大手百貨店や電気店の売上げが減速しているようです。

しかし、これは決してインバウンドの将来性を悲観するものではありません。

日本政府観光局(JNTO)の発表によれば、訪日外国人旅行者数は過去最高を更新し、引き続き増加することが見込まれます。

 ⇒訪日外国人旅行者数、11月も過去最高を記録 爆買い減少も、人数増加で市場は拡大傾向  

また、旅行消費額は2015年度第3四半期にいったん落ち込んだものの、実際にその後の消費額は順調に回復してきています。

 ⇒訪日外国人旅行消費/7~9月は2.9%減の9717億円、円高が影響

今後は「消費」だけでなく、「日本の文化・四季・生活を体験する」新しい観光ニーズの掘り起こしと、東京や京都、大阪以外の地方にインバウンド需要拡大がいっそう求められます。

中国人の”爆買い”頼みだったインバウンドから、いま転換期を迎えていると言っていいでしょう。