インバウンドの中国人観光客の爆買いにブレーキ?―観光庁(2016年4~6月期)
観光庁が発表した訪日外国人消費動向調査(2016年4月~6月期)で、
外国人による旅行消費額は前年比7.2%増の9553億円となった。
平成28年4-6月期の訪日外国人全体の旅行消費額は9,533億円で、前年同期(8,893億円)に比 べ7.2%増加。
(注)訪日外国人旅行者数は596万人であり、前年同期(501万人)に比べ19.0%増加
個人の消費の減少を旅行客数の増加でカバーしている。
訪日外国人1人当たりの旅行支出は159,930円。前年同期(177,546円)に比べ9.9%減少。
国籍・地域別にみると、ベトナムが23万8千円(前年同期比13.7%増)、オーストラリアが23万4千円(同4.5%減)と高い。
中国は22万円となり、前年同期(28万5千円)に比べ22.9%減少した。
増加率で言うとロシアが56.8%増と倍以上の増加となっている事にも注目したい。。
旅行消費額は中国観光客が前回と比べて減少しているものの、やはり飛びぬけて多い。
高級なホテルに泊まり、高級な食事をし、買い物も十分にするというスタイルは健在だ。
中国に続いて台湾、そして韓国、アメリカと続いている。