外国人観光客にも人気の高い日本のトイレ。

こんなトイレを見たら、もっと喜ばれること間違いない!と思わせるトイレを見つけました。

それがこちら、水回り設備機器卸売業、株式会社さかもと(栃木県)が発売する『BIDOCORO(ビドコロ)』シリーズです。

日本のトイレ BIDOCORO に極まる|日本のトイレ BIDOCORO ビドコロ 2017年2月 国際ホテルレストランショー出展

こちらの便器は、『ジャポニズム-日本美の伝統と進化』をコンセプトに2016年11月末に発売され、ラインナップは「草(そう)」(税抜33万円)、「行(ぎょう)」(税抜55万円)、「真(しん)」(税抜77万円~)の全3タイプ。

いずれも高級車の塗装を手掛ける熟練の技術者によってひとつひとつ丁寧に塗装と磨きを繰り返し、上位モデル「真」の蓋には漆塗り、金粉蒔絵、螺鈿装飾を施すという伝統工芸品のようなつくりになっているのが特長。

さらに同シリーズのフラッグシップモデル『紅(くれない)スパークリングバージョン』では職人による蒔絵デザインの上に、スワロフスキーで表現した桜花、合計7カラットのダイヤモンド、ホースコードカバーには江戸組み紐をあしらうという超高級品。お値段も1,000万円以上と、どこかの国の王族が購入するのに丁度よさそう。

この『BIDOCORO』シリーズは、和テイストとした中高級ホテル・旅館を中心に展開中で、外国人旅行者に「まるで芸術品」と広く喜ばれているのだとか。

最近、ソーシャルネットワークへ情報発信することが目的となっているような外国人旅行者にとって、このトイレのグラビア力、話題性はもってこいでしょう。

そして、従来からある商品を、「和テイスト」「高級品」「伝統工芸」といった付加価値をつけることによって、新しいイメージ・魅力をもった商品に生まれ変わらせる好例かと思いました。