中国人旅行者がたよりにするWeibo（微博）とは？

Weibo（微博・ウェイボー）って？

日本人には聞きなれないこの言葉、中国人にとってはすご～く一般的なものだそう。

しかも、中国人旅行者が日本で買いたい商品を決める大事な情報源になっているようなのです。

Weibo（微博）とは、「微」＝「ミニ」、「博」＝ブログという意味で、中国圏最大のソーシャルメディアとなっています。

政府による情報統制が厳しい中国では、FacebookやTwitterなどへのアクセスができません。WeiboはこれらSNSと似たインターフェイスと機能を持ち、投稿文（140文字）、画像、絵文字、動画のほか、コメントやいいね！なども利用できます。

ユーザーは中国本土だけでなく、香港や台湾、その他外国に住む中国人まで、その数は2億9,700万人（2016年11月時点）にのぼります。

偽物や不良品といった消費トラブルが多い中国では、このSNS上の口コミをとても重要視しているそうです。

また、中国人が日本の企業サイトや観光スポットを中国で検索しようとしても、日本にサーバーを設置するサイトは中国最大の検索エンジン、”百度（Baidu）”でうまく表示されないことが多くあります。

そこで、中国ではサーバー設置の必要がないWeiboにアカウントをとって自社サイトのように運用している日本サイトが主な情報源になっているようです。

このように、独特な政治的・文化的背景から、SNSの使われ方や重要度が日本とは異なる中国。

利用は全て中国語になるため難易度は高めですが、インバウンドに利用する価値は大きいでしょう。